自己紹介①の続きですー
安定した病院の正職員という立場を手放すことに
「実際のところ、不安は無かった」
というお話から、でした。
確かに、仕事を辞めたら毎月のお給料は入ってきません。
起業のお仕事は、自分が集客したり商品を販売して初めて収入が得られるわけですから、収入という面だけ考えたら確かに「不安定」なのかもしれない。
でもね、私にとっては病院の仕事をずっと続けることが自分にとっての「安定」ではないことに気が付いたんです。
病院の仕事は好きだったけれど、私の苦手な事務作業が必ず必要になります。
病院でも私はやはり、事務作業ではミスが多く同僚に迷惑をかけることがありました。
情けない話ですが自己責任でしかなく、人の命に関わる仕事なのでミスは絶対に許されないにもかかわらず、「いったいどうしてこんな?」と思うようなミスをしでかす私。
自ずと同僚からも「よくミスをする人」と思われ(事実なので仕方ないです)、自己肯定感も下がる一方。同僚のみなさんはそんな私をサポートして下さり、本当に感謝しかありませんでした。
とはいえ、この仕事をしている限り定年するまでずっと同じ仕事、ずっと同じ職場、ずっと同じ同僚…
10、20年先も同じ環境で自分が自分らしく成長を感じながら働けるとは思えなくなっていました。
ちょうどそのころ、長男は小学校3年生次男は幼稚園の年少さん。
4年生になれば長男は学童も退室しなくてはならず、次男は保育園が待機になってしまい、やむなく幼稚園の延長保育に入れていたけれど、長期休みは預け先が無い状況。
ちょうど、働き方を見直す時期も来ていたのだと思います。
私にとって本当の「安定」とは何も変わらないことではなく。時代やライフステージによって柔軟に変化できること。
そう確信できたから、病院の仕事を手放すことに迷いはありませんでした。
その頃には既に副業での収入がお給料を大きく上回り、事業収入もある程度見込めるようになっていたことも気持ちを支えてくれました。(詳しくはこちら→https://resast.jp/subscribe/108179/131537)
「お金が全て」ではないけれど、お金は人生の選択肢を広げてくれる。
それだけは間違いのかな?と思っています。
独立して3年経った今は、その事業収入に関しても仕組み化することができ、そんなに労働力をつぎ込まなくても最低限の収入は得られるようになっています。
正直、発信を増やしたりセミナーや講座を作って募集をかければ収入は上がるだろうけど、今は敢えてそれをやっていません。ちょうど、自分の仕事だけではなく人生そのもの、生き方そのものを見直す時期なのだと思います。
副業時代は「何者かになれそう」、そんな可能性を求めて売り上げを追い、Wワークの中ねる間を惜しんで仕事をしていた時期もありましたが、独立した2019年以降はそんなモチベーションも無くなり、今度は「求められる仕事」をするようになりました。
たまたまなのですが、当時メルマガだけで集客できるようになっていた私は、そのライティング力や集客スキルを教えて欲しいという依頼をたくさんいただくようになっていたのです。
反応の取れる投稿や、集客できるメルマガ。ビジネスをする上でどれも大切だし必要な事だけど、自分はいったいいつまでこれをやり続けるんだろう?私はこんな仕事のやり方をずっとしていきたいのかな?
そう考えたとき、答えはもちろんNOでした。
そもそも自分は何のために起業したんだっけ?
そうそも自分はどうしたくて病院の仕事を辞めてまで起業を続けているんだっけ?
思えば、起業を始めたときも、もっと遡れば事務の仕事を辞めて大学に入り直した時も、こころの中に沸いた光の中にあったもの。
「今まで知らなかった、新しい自分に出会えるかもしれない。」
そう思うとどうしようもなくワクワクしてきて、あまり迷うことなく一歩を踏み出してしまいます。
収入を手放して学生になる、失敗するかもしれない起業のために先行投資する、安定した仕事を辞める、…
どれもリスクを伴うことだけど、それよりもはるかに大きく上回るリターンを常にしたたかに見積もっていたりします(笑)大学を卒業して国家資格を取れば就職にはまず困らないし、起業だって副業だから失敗しても本業の収入は今まで通り入ってくる、仕事を辞めて起業に専念するとしても、既に築いたスキルがあれば仕事を辞めてもたぶん食べていくには困らないだろう…
決して後先考えないわけでは無く、常に失うものと得るものを天秤にかける。最悪のケースを想定する。それで大丈夫だと思えたら、いつでもGOなんです。
ずっと事務所の中だったり病院の検査室という、人目に触れない場所で仕事をしてきた私。人見知りで「人前で話すなんてとてもじゃないけど無理」だと思っていた私。
そんな自分が、数十人の前でセミナーを開催する日が来るなんて、夢にも思いませんでした。
こんな自分になりたいと思ったわけでは無かったけれど「こんな自分になれるのかもしれない」と思うと、それだけで胸が高鳴ります。自分の目の前に、今まで見たことの無かった新しい扉が現れたような気がして。
30歳の頃の私は、就職したばかりでで貯金ゼロ円。
病院に勤務する月給15万円のパート技師で、周りの人たちがみんな有能に見えていつも他人と比較しては落ち込んでばかりいました。
だけど、ある日気が付きました。
ずっとパートのまま、仕事で満足な成果も出せず自分に自信が無くていつも誰かを羨んでいるのは全て自分の責任だ、と。
そして、全ての原因が自分にあるならば今の現状を自分の力で変えられるということにも。
その日から、小さ小さな一歩を少しずつ重ねて今の自分があるように思います。
どんなことがあっても全ては自分が招いたことだから自分で乗り越えられる。
大きな勘違いかもしれないけれど、自分はどんな自分にだって、なることができるんじゃないか?
そう、思いながら。
私は成功者でもないし凄い人でもない、ほんと、何者でもない一人の人間。
でも、そんなちっぽけな私の経験が誰かの希望や刺激になったら…なんて思いながら、いろんな自分の経験をお伝えしています。
ちなみに、血液型はA型だけど、信じてもらえないくらいズボラ。
双子座で動物占いは「強靭な翼を持つペガサス」(Yes!! 自由人)
たぶん、やろうとおもえばなんでもできるんだけど(笑)
今は自分が心地よく生きることをずっと追求してきて、本当に無欲の境地に至ってしまった気分。
何でもできるけど何もやらなくても幸せだと思えるし、お金を稼ぐことも全然できるけど収入が減ったとしても自分の幸せにはⅠミリも影響がない。そう言える自分が最高だと思ってまして。
いまはただただ自分の中から湧いてくる気持ちを言葉や絵にすることが日課になっていて、そんな営みがある人生をしばらく続けている感じです。
自己紹介①でも伝えたように、心地よく生きるために必須の「道具」のようなものを有償無償問わずあちこちで配り歩こうかな~と思っています。
今のところ「お金をコントロールできるようになるための教材」があって、あとは個人事業主だけど忙しくて自分の時間が無い!なんて思ってる人には仕組み化の教材を、子どもが去年9か月間の不登校を経験したのっでそこから得た学びなんかは無償でテキストにしようかな?なんて思ってます。
なんか、人生という道の先々で経験したことを作品にするって、なんか山下清みたいですね。
でも、そういう人生ってめっちゃ最高じゃない?と思う今日この頃(2021年初夏)。
以上、「とりあえずの自己紹介」でした(^^)
本当は白ワインが、大好きなんですけどね!!(ビールの写真ばっかりだ!!)